沐浴方法、沐浴の仕方

沐浴について
赤ちゃんは新陳代謝が盛んです。毎日お風呂で全身を清潔にしてあげましょう。また、生後1ヶ月くらいまでは細菌やウイルスに対する抵抗力が弱いので、大人と一緒のお風呂や銭湯・温泉は避け、ベビーバスで沐浴させましょう。
【沐浴前の注意点】
- 授乳直前の空腹のとき、授乳直後の満腹のときは避けましょう。
- 機嫌の悪いとき、眠そうなときは避けましょう。
- 体温を測り、熱があるときは中止しましょう。
- 毎日決まった時間に入れるようにしましょう。
- ベビーバスを使って沐浴させる場合は、浴室でなくてもかまいません。明るい部屋で、23℃前後の室温が理想的です。とくに冬は、暖かい室内で沐浴させる方が赤ちゃんにとっても快適です。浴室で沐浴させるときには、あらかじめ浴室内を暖めておきましょう。
- 生まれたばかりの赤ちゃんは、お湯に長い間浸かっていると体力を消耗してしまいます。
また、入浴に時間をかけすぎると赤ちゃんがのぼせてしまいますので、5分を目安に沐浴させましょう。
😄沐浴方法、沐浴の仕方
着替え、お湯の準備をしましょう
- 着替えはすぐに着せられるように、ベビーベッドや座布団の上にひろげて準備しておきましょう。その際、ベビーウエアと肌着は袖を通した状態で重ねてひろげ、おむつもひろげてセットしておきましょう。
- 綿棒、おへその消毒用品、ブラシ、保湿剤なども準備しておきましょう。
- 準備ができたらベビーバスと洗面器にお湯を入れましょう。(夏は38~40℃、冬は40~42℃)
- 洗面器にはガーゼハンカチを入れておきましょう

お風呂に入れましょう
- 体温を測りましょう。
※熱があるときは中止しましょう - 服を脱がせたら全身の観察をしましょう。
- 赤ちゃんは、裸になると不安になりますので、沐浴布を肩からかけて全身をおおいます。
- 両耳のうしろを片手の親指と中指でおさえます。首がぐらぐらしないようにしっかり支え反対の手でお尻を支えます。
- 足の方からゆっくり入れてあげましょう(慣れないうちは、泣いて暴れたりする場合もあるのでしっかり支えましょう)
手早く、やさしく、洗ってあげましょう
- 生まれたばかりの赤ちゃんは、お湯に長い間浸かっていると体力を消耗してしまいます。5分を目安に沐浴させましょう。
- 顔を洗う
- 洗面器のお湯でガーゼハンカチをぬらし、軽くしぼってから顔を拭いてあげましょう。
→ 一度拭いたら、ガーゼハンカチの拭く面を変えたり洗面器で軽く洗ってから拭くようにし、同じ面で拭かないようにしましょう。ガーゼハンカチは洗面器のお湯で洗いましょう。 - 最初に目頭から目尻に向かって目をなぞるようにそっと拭きましょう。
→ 目やにが固まっているときは、一度拭いてしばらくしてふやけたら、もう一度その部分だけ拭いてあげましょう。 - 顔全体を拭きましょう。おでこ・ほっぺ・鼻・口の周り、眉の中のかさぶたなどもやさしく拭いてあげましょう。
→ 赤ちゃんの皮膚はデリーケートなので、ゴシゴシこすらず、やさしく拭いてあげましょう。 - 頭を洗う
- ガーゼハンカチを使って、髪の毛をお湯でぬらしましょう。
- シャンプーをしっかり泡立てて(泡タイプはそのまま)頭皮をやさしくていねいに洗いましょう。耳にお湯が入らないよう、首を支えている手で両耳をふさいであげましょう。
- ガーゼハンカチを使って泡をしっかり洗い流しましょう。
- 赤ちゃんが湯冷めをしないように、固くしぼったガーゼハンカチや体を拭くのとは別のタオルで、髪の毛の水分を拭きとってあげましょう。
- 首を洗う
- 首のしわを伸ばし、しっかり丁寧に洗いましょう。
- 胸・お腹を洗う
- 沐浴布をはずし、わきの下やお腹を洗いましょう。その際、沐浴布を取るとびっくりして泣いてしまうことがあるので、沐浴布の代わりにママの手をのせたり、赤ちゃんの両手を握って安心させながら洗ってあげましょう。
- 胸はやさしく円を描くように洗いましょう。
- お腹は「の」の字を描くように洗い、おへそも忘れずにそっと洗いましょう。
- 赤ちゃんはギュッと手を握っていることが多いので、小指側から指を入れてやさしく広げてしわの間や指の間をきれいに洗いましょう。
- 腕を洗うときは、ママの手のひらで赤ちゃんの腕をにぎり、クルクルと回しながら手首から肩の方へ洗いましょう。
- 足を洗う
- 指の間、つけ根のしわの間、ひざの裏側もしっかり洗いましょう。
- 性器を洗う
- 男の子は、おちんちんをやさしくつまんで根もと方向へずらして洗い、おちんちんの裏側、タマタマの横や裏側も丁寧に洗いましょう。
女の子は割れ目を上から下へ、やさしく洗いましょう - 背中を洗う
※うまくうつぶせにできないとき、赤ちゃんがいやがるときは、仰向けのままで洗いましょう - 赤ちゃんの肩に親指をかけて、他の4本の指をわきの下から背中に回し、腕をはさむように持ちます。
- 肩を支えながらゆっくりとうつぶせにしましょう。
- 赤ちゃんの胸・もう片方の手(わき)を自分の腕にのせるようにかかえ、のどが苦しくないか、顔がお湯に浸かっていないか確認し、気をつけながら洗いましょう。
- 首の後ろのしわも忘れないように洗い、背中からお尻に向かって洗いましょう。
- おしりを洗う
- うんちで汚れやすいおしりは、特に丁寧に洗いましょう。
- お湯から上げましょう
- 背中・おしりを洗い終えたらあお向けの体勢に戻し、ママの手でかけ湯をしたりして、最後に少し(10秒ほど)体をお湯に浸からせ温めましょう。
- 準備しておいたバスタオルの上に赤ちゃんをあげてくるみ、軽く押さえるように全身の水分を拭き取ります。首やわきの下、くびれの部分のしわの間も忘れずに拭き、汗がひいたら衣類を着せましょう。
- 水分補給を忘れずに!(白湯、母乳)
- おへその消毒をしましょう
- へその緒の消毒をしましょう。
※ 消毒方法については →【へその緒】 へ