赤ちゃん成長ガイド

生後5ヶ月の赤ちゃん

赤ちゃん 生後5ヶ月 身長、体重

生後5ヶ月

平均身長 平均体重
男の子 61.9~70.4cm 6,100~9,200g
女の子 60.1~68.7cm 5,740~8,670g
  • 体重増加はスローペースになります。
  • 寝返りができるようになる赤ちゃんもでてきます。
  • 好奇心がめばえ、興味があるものにはどんどん手を伸ばします。
  • 人見知りがはじまる赤ちゃんもでてきます。
  • 離乳食をスタートしてもよい時期になります。
  • 歯が生えはじめる赤ちゃんもでてきます。
  • BCGの予防接種を受けましょう。

 月齢が進むにつれて体格や性格には個人差が出てきます。「平均より大きい」「他の赤ちゃんより小さい」など、ママは心配になるかもしれませんが、元気で機嫌がよく、母子手帳の 身体発育曲線 グラフの 成長曲線 のカーブにそって成長しているなら、帯からはずれていても心配ありません。
 運動の発達についても、首がすわる時期や寝返りができる時期が早い赤ちゃん、のんびりな赤ちゃんと 個人差があります。また、あやすとよく笑う子、あまり笑わない子、たくさんおしゃべりをする子、おとなしい子などそれぞれです。みんな生まれたときから「個性=その子らしら」をもっているのですから、ちがっていて当たり前。悩みや心配の原因の多くが、他の赤ちゃんや上の子と比べてしまうことです。みんな個人差があり、その個人差を「個性=その子らしら」と受け止めることで、子育ての悩みを軽くすることができると思いますので、ママはその子の個性を受けとめ、おおらかな気持ちで見守り、自信をもって赤ちゃんを育てましょうね😊

体重増加はますますスローペースに

 体重の増加は1日15g前後とゆるやかになります。

寝返りができるようになる赤ちゃんも

 体がしっかりして、力も強くなってくる時期です。足を動かし腰をひねり、体を左右に動かせるようになって、寝返りができるようになる赤ちゃんも。興味をもったものにさわりたくて手を伸ばして取ろうとした動きがきっかけとなり、寝返りができることもあります。最初のうちは、あおむけからうつぶせになることができても、うつぶせからあおむけに戻ることができない赤ちゃんがほとんどなので、布団に顔がうもれて息ができないということがないように注意しましょう。また、寝返りをしたときに、ぶつかったりするものがないか確認しましょう。
 寝返りは、全身の動きを連動させなければできない、むずかしい運動です。できるようになる時期は個人差が大きく、おすわりが先にできるようになる赤ちゃんがいるほどですので、この時期にまだできなくても心配ありません。

好奇心がめばえ、興味のあるものにはどんどん手を伸ばすように

赤ちゃん 何でもなめる

 興味のあるものにはどんどん手を伸ばして握るようになり、軽いものなら目の前で振り動かしたり、口にもっていってなめたりして遊びます。また、自分の足をつかんで足の指をなめたりする赤ちゃんも。好奇心がめばえ、興味の範囲がますます広がっていきます。赤ちゃんの「なめる」しぐさは、手に取ったものを確かめるためのもので、順調に発達している証なのでぞんぶんにやらせてあげましょう。ただし、おもちゃは常に清潔にし、こわれている箇所はないか、あぶない箇所はないかを確認し、なめても安全なものを与えるようにしましょう。
 喃語(なんご)も増え、ママやおもちゃにむかって「あー、うー」と話しかけるしぐさも。そんなときは赤ちゃんの目を見て返事をしたり、「あー、うー」など同じような言葉を返してあげましょう。

生後5ヶ月
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人見知りがはじまる赤ちゃんも

人見知り

 この時期になると記憶、学習する能力もつき、視覚や聴覚も発達し、物や人を見分ける、声を聞き分けることができるようなり、人見知りがはじまる赤ちゃんも出てきます。また、新しい経験が増えることにより、うれしい、悲しい、不満、甘え、怖い、怒りといった、いろいろな感情もめばえてきます。あやすと声をだして喜んだり、気に入らないと大泣きしたりと、態度であらわすようになります。また、 喃語(なんご)に高低をつけたり、何度も繰り返したりして意思表現をするようになり、 喃語(なんご)の種類も増えてきます。

離乳食を始めるタイミングは?

離乳食の進め方 厚生労働省
出典:厚生労働省

 生後5、6ヶ月ごろを離乳食開始の目安としています。ただしこれはあくまで目安。離乳食を始めるタイミングは赤ちゃんのようすを見て判断しましょう。首がしっかりすわり、支えてあげるとすわれるようになり、パパやママが食事をしているのを見て食べたそうにじっと見つめたり、口をモグモグさせたり、よだれをたらしたりするようになったら、離乳食スタートのサインです 。個人差がありますので、ママはあせらずに赤ちゃんからのサインを待ちましょう。
 赤ちゃんの体調、きげんの良い日に、10倍がゆをなめらかにすりつぶしたものを、まずはスプーンひとさじからはじめてみましょう。この時期の栄養の9割は、おっぱいやミルクからとっていますので、嫌がったら無理に食べさせる必要はありません。調子が悪いときは離乳食はお休みにし、母乳やミルクだけでも問題ありません。
 食材によってはアレルギーを起こす赤ちゃんもいるので、初めての食材は必ず小さじ1杯からはじめ、症状が出たときに、すぐに診察を受けられるよう、平日の午前中に与えるようにしましょう。
 たくさん食べる赤ちゃんもいれば、いやがってまったく食べない赤ちゃんも。離乳食の進み方も個人差が大きいので、他の赤ちゃんと比べたりせず、その子のペースに合わせて少しずつあせらずにゆっくり進めましょう。ママに必要なのは「気持ちにゆとりを持つこと」です😊
 離乳食を始めると、うんちの色や量に変化がでてきます。また、回数が増えたり、ゆるくなったり、逆に硬くなったりすることもあります。

歯が生えはじめる赤ちゃんも

歯が生えはじめる赤ちゃんも

 早い子では下の前歯が生えはじめてきます。まだ歯ブラシを使う必要はありませんが、離乳食やおっぱい、ミルクの後、とくに夜寝る前には、水でぬらした清潔なガーゼをひとさし指にまきつけ、歯を丁寧に拭いて湯冷ましを飲ませ、口の中を清潔にしてあげましょう。
 赤ちゃんの歯が生えはじめる時期は個人差が大きく、生後4ヶ月くらいで生える赤ちゃんもいれば、1歳になってから生えてくる赤ちゃんも。また、下の前歯ではなく上 の前歯から生えてくる場合もあります。歯の生える時期や箇所には個人差がありますので、「なかなか歯が生えてこない」「上の歯から生えてきた」など、あまり心配する必要はありません。

BCGの予防接種を受けましょう

 結核に対する免疫ができ、かかりにくくなります。

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