赤ちゃん成長ガイド

生後4ヶ月の赤ちゃん

赤ちゃん 生後4ヶ月 身長、体重

生後4ヶ月

平均身長 平均体重
男の子 59.9~68.5cm 5,670~8,720g
女の子 58.2~66.8cm 5,350~8,180g
  • 体重増加はスローペースになります。
  • 遠くのものを見つめたり、色の見分けもつくようになります。
  • 音の出るおもちゃ、動くおもちゃが大好き。何にでも手を伸ばし、口に入れます。
  • 首はますますしっかりしてきます。
  • 動きが活発になります。
  • よだれがたくさん出るようになります。
  • 「おっぱいの遊び飲み」「たそがれ泣き」をする赤ちゃんも。
  • 3~4ヶ月健診

 月齢が進むにつれて、体格や性格には個人差が出てきて「平均より大きい」、「他の赤ちゃんより小さい」など、ママは心配になるかもしれませんが、体重が順調に増えていれば大丈夫!また、運動の発達についても同じで、首がすわる時期や寝返りができる時期なども早い赤ちゃん、のんびりな赤ちゃんと個人差がありますので、発育同様、他の赤ちゃんや上の子のときと比べたりせず、その子なりの成長ペースを、ママはおおらかな気持ちで見守ってあげましょうね。
 気になることは、3~4ヶ月健診のときに小児科医に相談するようにしましょう😊

体重増加はスローペースに

 生後3ヶ月までは、1ヶ月に約1kg増えていた体重ですが、これからはゆるやかに増えていきます。この時期になると、体全体がまるまると赤ちゃんらしい体型になってきます。

授乳回数やおしっこの回数も定まってきます

 授乳リズムが定まってくるので、ママは少しずつ赤ちゃんのお世話が楽になってきます。授乳回数は平均で5~6回くらいになり、夜はまとめて眠れるようになる赤ちゃんが増えてきますが、母乳の赤ちゃんは、まだ夜中に何度か起きることもあります。また、おしっこの回数も定まってきて、目が覚めたときや授乳の後など、だいたい決まったときにするようになってきます。

赤ちゃんは、「ママに甘えたい」「不安」「おしゃぶり代わり」「眠い」などの場合にもおっぱいを欲しがります。 おっぱいは赤ちゃんのお腹だけでなく『心も満たす』ものですから、あまり授乳間隔や回数は気にせず、赤ちゃんが欲しがるときにはどんどんあげましょう。母乳はミルクと違って、月齢が進むとともに授乳回数が減ってくるとは限りませんので、回数や間隔について、あまり心配しすぎないようにしましょう。

遠くのものを見つめたり、色の見分けもつくように

おもちゃ

 視覚や聴覚も発達し、遠くのものを見つめたり、色の見分けもつくようになってきます。音が出たり、動くおもちゃが大好きな赤ちゃん。視覚、聴覚、体の動きが少しずつ協調できるようになってくると、音がするとそちらを向いて、手を伸ばして取ろうとしたり、握ったり口に入れたりします。 なんでも口に入れてしまう時期なので、おもちゃは常に清潔にし、こわれている箇所はないか、あぶない箇所はないか、確認しましょう。

たそがれ泣き

 夕方の毎日同じ時間ころに泣きだすのが特徴で、世界中の赤ちゃんに見られ、「コリック」ともいわれます。急に激しく泣きだしたり、めそめそといつまでもぐずったりと、赤ちゃんによって泣き方はいろいろです。おっぱいでもない、おむつでもない、痛いところがあるわけでもないと、特に原因は見当たらないのに何をしても泣きやまない……。
 今のところ「たそがれ泣き」の原因はわかっていません。これといった対処法はありませんが、おんぶや縦抱っこをする、抱っこして外を散歩したりベランダへ出たりする、お風呂に入れる、車でドライブする、と少しずつおさまってくる場合もあるそうです。
 「たそがれ泣き」は一時的なもので、個人差はありますが5~6ヶ月ころになると、自然とおさまってきますので「今はこういう時期なんだ」と割り切り、ママはゆったりとした気持ちで赤ちゃんに付き合ってあげましょう。

そろそろ首がすわってきます

 首はますますしっかりとしてきて、ほとんどのママが「首がすわった」と感じるころですが「うちの子はまだ首がすわらない」と心配しなくても大丈夫です。首が完全にしっかりすわるのは5~6ヶ月頃です。

  • 縦抱っこをして体を傾けたとき、頭をグラグラせず首を真っすぐに保つことができる
  • 赤ちゃんが自分で顔の向きを自由に変えることができる
  • 腹ばいになったとき両手で肩を支え、顔を上げることができる
  • あおむけで赤ちゃんの両腕を持って引き起こしたとき、体と一緒に頭がついてくる
おんぶ

 3~4ヶ月健診でちゃんとチェックしてくれるので、不安なママは健診のときに小児科医に相談してみましょう。
 首がすわると、縦抱っこのとき頭を支えなくても大丈夫になりおんぶもできるので、ママは両手を自由に使え、おんぶして家事ができるのでかなり楽になります。もちろん大好きなママと体が密着するので、赤ちゃんも安心感に包まれますね😊

動きが活発に

動きが活発に

 静かにねんねしているだけだった新生児のころとは比べものにならないくらい、動きは活発になります。手足をバタバタさせたり、ベッドや布団を蹴ってずりずりと上へ移動したり、回転したりと、思わぬところまで移動していることがあります。なるべく目を離さないようにして、転落事故を防ぐためにもベビーベッドに寝かせているときは、必ず柵をあげておきましょう。 また、ソファの上に寝かせたまま、そばを離れるのもやめましょう。「まだ大丈夫」とちょっとした油断が思わぬ事故につながる場合がありますので十分に注意をし、動いても安全な場所に寝かせるようにしましょう。
 また、なんでも口に入れてしまう時期なので、赤ちゃんの手の届く範囲に危険なものがないか、よく確認しましょう。

ベビーベッドには必ず柵
 上手に手を使えるようになり、ジムやメリーにぶらさがっているおもちゃに手を伸ばして音を鳴らしたり、おもちゃのガラガラを振ったりして、ひとり遊びも上手になってきます。
 足の力も強くなり、赤ちゃんを向かい合わせでひざの上にのせて、両わき・胸のあたりを手で支えながら立たせると足を突っ張って、ぴょんぴょんと楽しそうに跳ねたりします。

生後4ヶ月
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よだれがたくさん出るように

よだれかけ

 この時期になると赤ちゃんは唾液腺が発達し、よだれがたくさん出るようになってきます。赤ちゃんが順調に育っている証なので心配ありません。
 赤ちゃんは自分でよだれを飲みこむことができないため、気づいたら『よだれでびしょびしょ』ということもあります。よだれかぶれを防ぐためにも、よだれに気づいたら柔らかいガーゼやタオルで優しく拭いてあげましょう。また、下着までぬらしてしまわないように、スタイ(よだれかけ)を使い、こまめに取り替えてあげましょう。
 よだれにも個人差があり、よだれをほとんど出さない赤ちゃんもいれば、一日中よだれを出している赤ちゃんもいます😊

3~4ヶ月健診

 3~4ヶ月健診では赤ちゃんの成長、発達が順調であるか、また1ヶ月健診では見つからなかった先天性の病気がないか、などを調べてますので 忘れずに受けましょう。 重要なチェックポイントは、首のすわりと股関節脱臼です。
 「首がすわる」とは、頭がグラグラせず、赤ちゃんが自分で顔の向きを自由に変えたり、腹ばいになったとき顔を上げることができることをいいます。この時期に完全に首がすわっていなければ問題があるということではなく、首がすわっていなくても、赤ちゃんの両手を持って引き起こしたときに、ゆっくりでも首がついてくればだいじょうぶ。首がしっかりしてきたら縦抱っこやおんぶができるようになります。
 股関節脱臼は1ヶ月健診で異常がないと診断されても、3~4ヶ月健診でみつかることもあります。赤ちゃんは脱臼があっても痛くないため、泣いて教えてくれません。また、見逃すとその後の発育に影響が出るのでしっかりチェックします。そのほか、頭の形、大泉門のチェック(どのくらい閉じているか)や胸と背中の聴診、おなかの触診などをチェックします。
赤ちゃんのお世話で気になることがあれば、あらかじめ母子手帳などにメモをしておき、この機会に相談するようにしましょう。

🌷イベント🌷

百日祝い(お食い初め)

お食い初め

 お食い初めとは、わが子が一生食べ物に困らないようにという願いをこめて行われる儀式です。「真魚(まな)始め」「食べ初め」、初めて箸を使うので「箸揃え」「箸初め」、また「歯がため」とも呼ばれるほか、祝う時期が生後100日前後であることから「百日(ももか)の祝い」と呼ぶ地域もあります。
お食い初めの時期は、一般的には 赤ちゃんが生まれてから100日目 に行うといわれていますが、地域によっては110日、120日目などに祝うところもあります。

 その日にお祝いしなくてはいけないということはありませんので、赤ちゃんの体調やご家庭の都合に合わせて日取りを決めましょう。

祝い膳

 祝い膳は、男の子は朱塗り、女の子は内側が朱で外側が黒の漆器を使い、料理を赤ちゃんに食べさせるまねをするときは、「柳箸(やなぎばし)」を使うとされていますが、最近では、お食い初めのあとも使える食器を購入するご家庭も増えているようです。
 お食い初め祝い膳のメニュー は、地域によって異なりますが、一般的には「一汁三菜」が基本です。

お食い初め 祝い膳
◎ 献立例 

【鯛皿】尾頭付きの鯛(または海老)

【飯椀】赤飯が一般的ですが、白いご飯、栗ご飯なども

【汁椀】はまぐりや鯛の吸い物

【煮物椀】季節の野菜の煮物、椎茸・レンコン・にんじんなど

【つぼ椀】酢の物・香の物など

【高杯】赤ちゃんの歯が丈夫になるように歯固めの小石(福石)や、しわができるまで長生きするようにと長寿を願って梅干しなど

※ 石のように丈夫な歯が生えるようにとお祈りをし、箸を小石に触れて、その箸を赤ちゃんの歯茎に当てます。小石は参詣した神社の境内で拾ってきたり、最近ではお食い初め食器を扱っているお店で購入することもできるようです。

お宮参り

お宮参り

 お宮参りは、生まれた土地の守護神である産土神(うぶすながみ、うぶしなのかみ、うぶのかみ)に赤ちゃんが無事に生まれたことへの感謝を伝えるとともに、これからの健やかな成長をお祈りする儀式です。

 お宮参りに行く時期は、正式な習わしでは 生まれた日を1日目として数え、男の子は生後31日目~32日目、女の子は生後32日目~33日目 に参拝するとされています。

 正式な時期はありますが、あまり体力のない赤ちゃんや産後間もないママにとっては大変な行事です。しきたりにとらわれず、真夏や真冬など気候が厳しい時期は避け、赤ちゃんとママの体調を最優先に考えつつ、ご家庭の都合に合わせて柔軟にお祝いしましょう。
 また、地域によっては生後50日目や100日目に行うところや、「お七夜」や「百日祝い」など別の行事と合わせて行うところもあります。

のし袋表書き

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